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「EMET 5.5 Beta」が公開 - 日本語ユーザーガイドも

日本マイクロソフトは、脆弱性緩和ツール「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」の最新ベータ版「同5.5 Beta」を公開した。日本語のユーザーガイドも提供を開始している。

同ツールは、メモリ破壊を引き起こす脆弱性攻撃をはじめ、脆弱性の影響を緩和する無償のソフトウェア。システムはもちろん、特定アプリに対して対策を講じることも可能で、OSに実装されていない最新の緩和策をいち早く導入できる。

同版では、最新OSとなる「Windows 10」をサポート。信頼されていないフォントをブロックする緩和策に対応した。さらにグループポリシーを用いた緩和策の設定を行いやすくしたという。

また「Export Address Table Filtering(EAF)」および強化版である「EAF+」のパフォーマンスを向上させた。

(Security NEXT - 2015/10/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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