Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

法人のWindows XP、2013年末で617万台 - 2014年6月末には241万台に

IDC Japanは、国内クライアントパソコン市場における「Windows XP」搭載PCの稼働台数の実績と予測を発表した。

同社では、企業や家庭などで利用可能なパソコンを、出荷と廃棄された台数から算出。「稼動台数」として、Windows XP搭載PCの稼動台数を調査した。

20140408_ij_001.jpg
国内クライントPC法人市場におけるOS別稼働台数の予測(グラフ:IDC Japan)

2013年12月末時点では、法人において617万台が稼働。これは、法人市場全体の17.1%にあたる。2013年10月に予測した724万台(20.2%)を107万台下回った。

予想より移行が進んでいる状況について、サポート終了の告知が浸透し、法人市場で買い替えが順調に進んだ結果であると分析。2014年に入ってからも買い替えは進むと見ており、2014年6月末には全体の6.6%にあたる241万台まで減少すると分析している。

一方、家庭におけるWindows XP端末の稼動台数は、2013年12月末の時点で610万台(14.8%)。2014年6月末には、351万台(8.7%)まで減少する見込み。

同社では、予測よりより早く買い換えが進んでいるものの、4月9日のサポート終了後より、Windows XPを狙った攻撃が増加する可能性もあると指摘。移行を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
サポート詐欺への対応不備で長野県教委に行政指導 - 個情委
「サイバーセキュリティ月間2024」がスタート - 「全員参加」を呼びかけ
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
JNSA、2023年10大ニュースを発表 - 事件事故の背景に共通項も
「JVN iPedia」の登録数、前四半期比3.7倍に - 前年分公開の影響で
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多
2022年に悪用が目立った脆弱性トップ12 - 2021年以前の脆弱性も引き続き標的に