Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ

PHPベースのウェブアプリケーションフレームワーク「Symfony」に脆弱性が明らかとなった。セキュリティアップデートが提供されている。

HTTP処理を担うコンポーネント「HttpFoundation」において、細工されたリクエストにより認可処理をバイパスできる脆弱性「CVE-2025-64500」が確認されたもの。

「Request」クラスにおけるパス情報の解析処理に脆弱性が存在し、URLの解釈を誤って一部の制御ルールをバイパスされるおそれがある。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.3」、重要度を「高(High)」とレーティングしている。

開発チームは、現地時間2025年11月12日に同脆弱性へ対処した「同7.3.7」「同6.4.29」「同5.4.50」をリリース。利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25