国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
ミシンや産業機器の製造や販売を手がけるジャノメは、同社の国内外子会社が6月以降、相次いで外部からサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。
同社によれば、2025年6月に国内子会社のジャノメクレディア、10月に入って米国の子会社Janome Americaにおいてサイバー攻撃の被害を確認したもの。
国内子会社のジャノメクレディアでは、2025年6月13日、18日、27日と3度にわたり外部より攻撃を受けた。6月27日にはサーバ内の一部データが暗号化される被害が判明している。
同子会社において、個人情報の外部流出がないことを確認したとしており、10月29日の時点でデータの復旧については終えているという。
一方米国のJanome Americaでは、2025年10月8日に同社ネットワークが外部より侵害されたことを確認。被害が発生したサーバをネットワークから遮断し、対応を進めている。部品やアクセサリーの一部で配送作業に影響が出ている。
同社ではこれら事態を受けて、外部協力のもと、侵入経路の特定や影響などの調査を実施するとともに、体制の見直しなどを含め、セキュリティ対策の強化に取り組んでいると説明している。
(Security NEXT - 2025/10/29 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
複数サーバでランサム被害、痕跡未確認も情報流出の可能性 - はるやまHD
テモナのEC支援SaaSに侵害の痕跡 - 攻撃経路や影響など調査
証明書発行システムがランサム被害、影響など調査 - 流通経済大
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性
6月の侵害は未知の手口、米子会社で別件インシデントも - 古野電気
サイバー攻撃で一部顧客情報が流出したおそれ - 古野電気
「無印良品」通販サイトで出荷停止 - アスクル障害が波及
手書き帳票デジタル化サービスにサイバー攻撃 - 情報流出の可能性
