Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も

Googleは現地時間4月15日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性へ対処している。

WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 135.0.7049.96」「同135.0.7049.95」、Linux向けに「同135.0.7049.95」をリリースしたもの。セキュリティに関しては、2件の脆弱性を修正したとしている。

具体的には、メディア処理に関連する「Codecs」においてヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-3619」を解消した。2025年4月9日に報告を受けたとしており、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」としている。

またUSB機能において解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-3620」に対応した。3月21日に報告を受けたとしており、重要度を1段階低い「高(High)」とレーティングしている。

同社では今後数日から数週間をかけて、これらバージョンを展開していく予定。

(Security NEXT - 2025/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性