「WinRAR」にセキュリティ機能バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
RARLAB製アーカイブツール「WinRAR」にセキュリティ機能をバイパスされるおそれがある脆弱性が明らかとなった。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、インターネット上からダウンロードしたファイルを警告する機能「Mark of the Web」をバイパス可能となる脆弱性「CVE-2025-31334」が明らかとなったもの。
実行可能ファイルに対するシンボリックリンクを開く場合に同脆弱性の影響があり、細工されたシンボリックリンクを開くと、任意のコードを実行されるおそれがある。
Windowsの初期設定では、管理者のみがシンボリックリンクを作成できるとし、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.8」と評価されている。
同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの島峰泰平氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
同脆弱性は、現地時間2025年3月24日にリリースされた「WinRAR 7.11」にて修正されており、アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2025/04/03 )
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