Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge」にアップデート - 独自含む脆弱性3件を解消

マイクロソフトは現地時間2025年3月21日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。同ブラウザ固有の脆弱性や、「クリティカル」とされる「Chromium」の脆弱性を解消している。

「Chromium 134.0.6998.118」「同134.0.6998.117」がリリースされたことを受け、同バージョンをベースとする「MS Edge 134.0.3124.83」をリリースしたもの。

今回のアップデートでは、「Chromium」における「Google Lens」の脆弱性「CVE-2025-2476」の修正を反映した。同脆弱性は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

さらに「MS Edge」固有の脆弱性2件を解消している。具体的には権限昇格の脆弱性「CVE-2025-29795」と、リモートからコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-29806」に対応した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、それぞれ「7.8」「6.5」。重要度はいずれも4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とした。脆弱性の悪用や公表は確認されていないという。

(Security NEXT - 2025/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開