Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge」にアップデート - ダイアログ回避の脆弱性を修正

マイクロソフトは、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。10件の脆弱性に対処している。

「Chromium 134.0.6998.45」がリリースされたことを受け、同バージョンをベースとする「MS Edge 134.0.3124.51」をリリースしたもの。

「Chromium」で修正された脆弱性9件にくわえて、「MS Edge」固有の脆弱性「CVE-2025-26643」を修正した。脆弱性の悪用や公表は確認されていない。

細工されたURLをクリックすると、ダウンロードの開始時にユーザーに表示されるアクセス許可ダイアログのプロンプトをバイパスされるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.4」、重要度は「注意(Low)」とした。

今回のアップデートで修正された脆弱性は、以下のどおり。

CVE-2025-1914
CVE-2025-1915
CVE-2025-1916
CVE-2025-1917
CVE-2025-1918
CVE-2025-1919
CVE-2025-1921
CVE-2025-1922
CVE-2025-1923
CVE-2025-26643

(Security NEXT - 2025/03/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開