動画コーデックライブラリ「OpenH264」に脆弱性 - アップデートで修正
H.264形式の動画エンコードやデコードに対応したオープンソースのコーデックライブラリ「OpenH264」に脆弱性が判明した。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。
「同2.5.0」および以前のバージョンにヒープオーバーフローの脆弱性「CVE-2025-27091」が明らかとなった。スケーラブルビデオコーディング(SVC)モード、アドバンストビデオコーディング(AVC)モードのいずれも影響を受ける。
デコード機能における競合状態に起因し、細工されたビットストリームを開くとクラッシュし、リモートより任意のコードを実行されるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「8.6」と評価されており、重要度は「高(High)」とレーティングされている。
開発チームでは、脆弱性を修正した「OpenH264 2.6.0」をリリースしており、利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/02/28 )
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