Atlassian、前月の更新でのべ12件の脆弱性に対応
Atlassianは、現地時間2025年2月18日に月例のセキュリティアドバイザリを公開し、前月にリリースしたアップデートで修正した脆弱性について明らかにした。
複数製品であわせてのべ12件の脆弱性を解消した。このうち5件については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」で、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性だった。
いずれも依存関係にあるサードパーティ製ソフトの脆弱性としており、具体的には「Confluence」において「Apache Tomcat」の「CVE-2024-50379」「CVE-2024-56337」、「Crowd」ではこれら2件にくわえ、「CVE-2024-52316」の3件に対処したという。
いずれも脆弱性そのものは「クリティカル」と評価されているが、同社製品の依存関係を踏まえるとリスクは低いとし、月例アドバイザリの報告になったと説明している。
のこる7件については重要度が2番目に高い「高(High)」とした。「Bamboo」「Bitbucket」「Confluence」「Crowd」「Jira」などが影響を受ける。ただし、アドバイザリのリストでは5件の脆弱性のみ言及されている。
今回のアドバイザリにおいて製品間の重複を除いた7件の脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-25927
CVE-2024-7254
CVE-2024-47072
CVE-2024-47561
CVE-2024-50379
CVE-2024-52316
CVE-2024-56337
(Security NEXT - 2025/02/21 )
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