行政機関向け資産管理システム「Cityworks」に脆弱性 - すでに悪用も
Trimbleが行政機関向けに提供している資産管理システム「Cityworks Server AMS」に脆弱性が明らかとなった。すでに悪用も確認されており、米当局が注意を喚起している。
「Microsoft IIS」環境において、信頼できないデータをデシリアライズするため、リモートよりコードを実行される脆弱性「CVE-2025-0994」が明らかとなったもの。
Trimbleによれば、特定の顧客環境における不正アクセス試行の報告を調査し、明らかとなったという。脆弱性の判明を受けて同社は、現地時間2025年1月28日にリリースした「同15.8.9」、翌29日の「同23.10」で修正を行った。
あわせて侵害の兆候を確認するため、悪意あるファイルのハッシュ値やIPアドレス、ドメインなど「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開している。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)のICS-CERTでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアを「8.6」、重要度を「高(High)」と評価した。
(Security NEXT - 2025/02/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満
ブラウザ「Firefox 141」が公開 - 脆弱性18件を解消
中国複数グループが「ToolShell」攻撃を展開 - 攻撃拡大に懸念