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SonicWall製VPNクライアントに権限昇格の脆弱性

SonicWallが提供するVPNクライアント「NetExtender」のWindows版に脆弱性が判明した。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

現地時間2025年1月30日にセキュリティアドバイザリを公開し、Windows版「NetExtender」の脆弱性「CVE-2025-23007」について明らかにした。「同10.3.0」および以前のバージョンが影響を受ける。

同脆弱性は、ログエクスポート機能に起因しており、重要なWindowsシステムファイルを読み込むことが可能で、権限の昇格が可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.5」、重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とした。Linux版は影響を受けない。

SonicWallは、回避策はないとしており、脆弱性を修正した「NetExtender 10.3.1」以降へ更新するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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