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「Aviatrix Controller」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局

Aviatrix Systemsが提供するネットワーク管理ソフトウェア「Aviatrix Controller」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、すでに悪用が確認されているとして米政府が注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が現地時間1月16日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2024-50603」を追加したもの。

入力処理における不備に起因する脆弱性で、細工したAPIリクエストにより認証を必要とすることなく任意のコマンドを実行されるおそれがある。

Aviatrixでは、アドバイザリで攻撃者によって脆弱性を悪用しようとする兆候が観測されていることを明らかにし、脆弱性を修正した「同7.2.4996」「同7.1.4191」へ更新したり、パッチを適用するよう呼びかけていた。

米行政機関では、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録された脆弱性に対して、指定された期間内に対処することが求められる。

また脆弱性そのものは、広く悪用されるおそれがあるとして注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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