Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CDNソフトウェア「Apache Traffic Control」に深刻な脆弱性

コンテンツ配信管理ソフトウェア「Apache Traffic Control」に深刻な脆弱性が明らかとなった。10月にリリースしたアップデートで修正済みだという。

現地時間12月23日に開発チームがメーリングリストへ投稿し、「Traffic Ops」コンポーネントにSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-45387」について明らかにしたもの。

「admin」「federation」「operations」「portal」「steering」などのロールが設定されたユーザーの細工したPUTリクエストにより、任意のSQLクエリを実行してデータベースを操作することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同脆弱性は、10月5日にリリースされた「同8.0.2」にて修正済みとしており、利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ