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「LiteSpeed Cache」に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているキャッシュプラグイン「LiteSpeed Cache」に権限昇格の脆弱性が判明した。アップデートが呼びかけられている。

「LiteSpeed Cache for WordPress(LSCWP)」は、キャッシュやコンテンツの最適化により表示速度を向上させるプラグイン。

「同6.5.1」および以前のバージョンにおいて、低い権限を持つユーザーにより、管理者権限が取得できる権限昇格の脆弱性「CVE-2024-50550」が明らかとなった。現地時間10月10日に報告を受けたという。

CVE番号を採番し、10月29日にアドバイザリを公開したPatchstackでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.1」、重要度を「高(High)」とレーティングしている。

同脆弱性は、現地時間10月17日にリリースされた「同6.5.2」にて修正されており、同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけられている。

なお9月25日にリリースされた前バージョン「同6.5.1」においても複数の脆弱性「CVE-2024-47373」「CVE-2024-47374」が修正されていた。

(Security NEXT - 2024/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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