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ネットワーク管理ツール「ScienceLogic SL1」に深刻な脆弱性 - すでに悪用も

ScienceLogicが提供するネットワーク管理ソフトウェア「SL1(旧EM7)」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性の悪用が確認されており、注意が呼びかけられている。

同製品に含まれるサードパーティ製コンポーネントに起因する脆弱性「CVE-2024-9537」が明らかになったもの。具体的な内容は明らかにされていないが、「SL1」については、すでにアップデートが提供されている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、「CVSSv4.0」のスコアを「9.3」と評価している。

同脆弱性に関しては、同製品を導入していたマネージドクラウドサービスプロバイダのRackspaceに対する攻撃で悪用されたことが判明している。

同脆弱性が悪用されていることを受け、CISAは現地時間10月21日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加した。

米行政機関では、一定期間内に対応することが求められる。また脆弱性は広く悪用されるおそれがあり、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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