Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

小学校4校で児童の個人情報をPTAに無断提供 - 名古屋市

名古屋市は、市立小学校4校において、保護者の同意を得ることなく児童の個人情報をPTAへ提供していたことを明らかにした。

同市によれば、次年度の分団の班編成をするため、市内4校で新1年生の個人情報をPTAまたは地域の保護者へ同意なしに提供していたもの。

10月2日に情報提供があり、調査を行ったところ問題が判明した。

小学校によって提供していた情報は異なるが、毎年12月から翌年3月にかけて児童の氏名や住所、性別、兄弟関係、保護者氏名などの情報を紙、あるいはデータで提供していたという。

対象の小学校では、在校生の全保護者に対し、書面で経緯を説明するとともに謝罪した。

同市では、入学前に新1年生の保護者より文書で同意を得るなど、個人情報の取り扱いについて市内学校に周知を徹底し、再発の防止を図る。

(Security NEXT - 2024/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイル共有ツール「ProjectSend」の脆弱性 - 多くが未修正、悪用も
Zyxel製ファイアウォールに対する脆弱性攻撃に注意 - ランサムの標的に
先週注目された記事(2024年11月24日〜2024年11月30日)
「Apache Arrow」のR言語向けパッケージに深刻な脆弱性
住基台帳事務を放置、支援措置対象者の個人情報が流出 - 新潟市
「Versa Director」に深刻な脆弱性 - 「DB」の規定パスワードが共通
文字列関数のバグを自動修正する技術 - NTTと早大が共同開発
アンケートメール誤送信でメアド流出 - 子ども支援団体
協力工事会社のファイルサーバに不正アクセス - 東電グループ会社
熊本暴追センターでサポート詐欺被害 - 相談者情報流出の可能性