Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle四半期パッチ、脆弱性334件を修正 - 「CVSS 9.0以上」が35件

Oracleは現地時間10月15日、四半期ごとに提供している定例パッチを公開した。のべ334件の脆弱性に対応し、深刻な脆弱性を修正している。

「クリティカルパッチアップデート(CPU)」として、同社製品やサードパーティ製コンポーネントに関する脆弱性を修正したもの。CVEベースでのべ334件の脆弱性に対応。製品間の重複を除くと198件に対処している。

具体的には、「Oracle Database Server」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Java SE」「Oracle MySQL」「Oracle Secure Backup」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle PeopleSoft」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Commerce」「Oracle Communications Applications」「Oracle Blockchain Platform」「Oracle Virtualization」など幅広い製品に向けてアップデートを提供している。

脆弱性334件の影響を見ると、205件はネットワーク経由で認証なしに攻撃が可能。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「7.0」以上と評価されている脆弱性が150件にのぼる。

CVSS基本値が「9.0」以上とされる脆弱性は35件あり、「Oracle WebLogic Server」に判明した「CVE-2024-21216」をはじめ、このうち13件が「9.8」と評価されている。

(Security NEXT - 2024/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

誤送信でセミナー参加者のメアドが流出 - 埼玉県産業振興公社
「Adobe Acrobat/Reader」に6件の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiのリモートアクセス製品に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MS、2024年最後の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性も修正
医師が私物PCを盗難、内部に患者の個人情報 - 慶大病院
サイゼリヤ、ランサムウェア攻撃で個人情報流出 - 6万件超が被害か
米当局、「Windows」に判明したゼロデイ脆弱性に注意喚起
「Ivanti CSA」に深刻な脆弱性 - 管理者権限を奪われるおそれ
「Dell PowerFlex」など複数製品に深刻な脆弱性 - アップデートを公開
「Chrome」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を解消