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米当局、「Windows」や「Qualcomm」チップの脆弱性狙う攻撃に注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間10月8日、3件の脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加した。

マイクロソフトより月例セキュリティ更新で同日公表された「Microsoft Management Console」の脆弱性「CVE-2024-43572」や、「Windows MSHTMLプラットフォーム」の脆弱性「CVE-2024-43573」を早速追加した。

さらにQualcomm製の複数チップセットに判明した解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-43047」を登録している。

現地時間10月7日にQualcommが公表したアドバイザリで明らかとなった脆弱性で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」、重要度は「高(High)」。Googleより限定的な標的型攻撃で悪用されているとの報告を受けたことを明らかにしている。

米行政機関では、同リストへ登録された脆弱性を指定期間内に対応する必要がある。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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