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事故調査会社がランサム被害 - 委託元の損保などに影響

建物や財物の損害額評価など事故調査サービスを提供している東京損保鑑定は、サイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同社において、8月29日にサーバ内のファイルを使用できなくなる障害が発生。調査を行ったところ、ランサムウェアを用いたサイバー攻撃によりファイルが暗号化されたことが判明した。

10月4日の時点で外部における情報の流出や被害などは確認されていないが、情報が流出した可能性もあるとして外部協力のもと、影響の調査、被害拡大の防止、復旧など対応を進めている。

調査を終えるのは、11月以降になる見込み。取引先や関係者に連絡を取るとともに、個人情報保護委員会や警察へ報告を行っている。

損害査定業務を委託していた損害保険会社に影響が広がっている。

(Security NEXT - 2024/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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