オンライン不正送金被害額、前四半期から約4割増
内訳を見ると、個人における被害が605件、17億7200万円となり、被害の大半を占めている。
件数ベースでは前四半期の931件から3分の2以下へと改善するも、被害額は12億5000万円だった前四半期から大幅に増加した。1件あたりの平均被害額は約293万円。前四半期の約134万円から倍増している。
法人における被害は7件で、前四半期の13件から減少。被害額は4600万円で、前四半期の1500万円を大きく上回った。1件あたりの平均被害額は約657万円。約115万円だった前四半期の5.7倍へと拡大している。
不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応方針が決定した320件のうち、補償対象となったのは251件。補償率は78.4%だった。

1件あたりの被害額推移(グラフ:全銀協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2024/10/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
海外グループ会社にサイバー攻撃、影響など調査 - ミタチ産業
DDoS攻撃観測数、前月から微減 - 最大トラフィックは縮小
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
教員が小学校授業で過去の年賀ハガキを教材利用 - 横須賀市
生活保護受給者の医療券を別機関へ誤送付 - 新潟市