Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ビデオ会議の「Zoom」にアドバイザリ - 誤公開の可能性も

ビデオ会議サービスを提供するZoomは、「Zoom Workplace Apps」に関する脆弱性1件を公表した。アドバイザリの公開日が「9月10日」と未来の日付となっている。

セキュリティアドバイザリ1件を公開し、認証されていないユーザーが、ネットワークアクセス経由で情報を開示できるロジックエラーの脆弱性「CVE-2024-45424」について公表したもの。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.3」、重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とした。「同6.1.0」で同脆弱性を修正したとしており、最新バージョンへ更新するよう利用者へ求めている。

同アドバイザリについては、公開日の記載が「9月10日」と未来の日付が設定されている。9月10日は米時間毎月第2火曜日のいわゆる「パッチチューズデー」にあたり、同社も毎月アップデートを公開していることから、公開日を迎える前に誤公開した可能性もある。

各プラットフォームに対して「同6.1.0」以降のバージョンが提供されており、アドバイザリが先行して公開されたことにより、ゼロデイ状態が生じるといった問題はない模様だ。

また現地時間9月4日、6月に公開したアドバイザリ「ZSB-23027」の「CVE-2023-34113」については、5月に公開した「CVE-2024-27244」との重複にあたり、登録拒否となったことを明らかにしている。

(Security NEXT - 2024/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開