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戸籍情報に不正アクセスして家系図作成、職員を処分 - 阿蘇市

熊本県阿蘇市は、他職員のIDを利用して戸籍総合システムに不正アクセスし、戸籍情報を閲覧して家系図を作成した職員に対し、懲戒処分を行った。

同市によれば、以前部下だった他職員より聞き出したログインIDやパスワードを使用し、6月下旬より戸籍総合システムに不正アクセスを行っていたもの。

職員がアクセスする権限を持っていないにもかかわらず、支所内の戸籍総合システムの専用端末が置かれた席に座っていたことから他職員が不審に思い、問題が発覚した。

93回にわたり戸籍情報を閲覧し、戸籍情報の帳票を35部を出力。窓口で相談を受けた住民や、自身の親族に関する家系図など2件を作成していた。

同職員は、以前に市民課戸籍係長を務めた経験があり、戸籍制度全般についての知識があり、戸籍の不正な閲覧や取得が問題ある行為であることを認識していたという。

(Security NEXT - 2024/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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