Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向けキャッシュプラグインに深刻な脆弱性 - 500万超のサイトが導入

広く利用されている「WordPress」向けキャッシュプラグイン「LiteSpeed Cache」に脆弱性が明らかとなった。すでに攻撃も観測されている。

「LiteSpeed Cache for WordPress(LSCWP)」は、キャッシュやコンテンツの最適化により「WordPress」のレスポンスを向上させるプラグイン。日本語にも対応し、「WooCommerce」「Yoast SEO」などとも互換性があるとして500万以上のサイトに導入されている。

「同6.3.0.1」および以前のバージョンにおいて、ロールシミュレーション機能が正しく機能しておらず、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2024-28000」が明らかとなったもの。

認証を必要とすることなく悪用でき、管理者権限を持つユーザーアカウントをあらたに作成することができるという。

CVE番号を採番したPatchstackでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

(Security NEXT - 2024/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
土地改良区一覧表に個人情報、サイトに誤掲載 - 茨城県
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
顧客情報含むUSBメモリが電車内で盗難 - トヨタホーム東京
サイバー攻撃被害が判明、影響範囲など調査 - 異物検査機メーカー
動画配信サービス「Hulu」にPWリスト攻撃 - 強制リセット実施
「Spring Framework」にパストラバーサルの脆弱性
「Spring Framework」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「Apache OFBiz」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性