Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

データ可視化ツール「Kibana」に「クリティカル」とされる脆弱性

Elasticが提供するデータ分析可視化ツール「Kibana」に脆弱性が明らかとなった。7月のアップデートで修正済みだという。

開発チームが現地時間8月6日にプロトタイプ汚染の脆弱性「CVE-2024-37287」について明らかにしたもの。一部機能のアクセス権限を持つ場合に任意のコードが実行可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

当初は悪用に必要とされる権限を「低」とし、CVSS基本値を「9.9」と評価していたが、8月13日に「高」へと見直しており、アドバイザリ公表当初よりスコアが下がった。

7月にリリースした「Kibana 8.14.2」「同7.17.23」にて同脆弱性の修正。緩和策などもアナウンスしている。

(Security NEXT - 2024/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意