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ウェブアプリフレームワーク「Django」に脆弱性 - 「クリティカル」も

ウェブアプリケーションフレームワーク「Django」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

「CVE-2024-42005」は、SQLインジェクションの脆弱性。一部メソッドにおいて、細工された「JSON オブジェクトキー」により悪用が可能になるという。

開発チームでは重要度を「高(High)」とした。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価している。

のこる3件については、サービス拒否やリソースを過剰に消費する脆弱性としており、開発チームでは重要度を「中(Moderate)」とした。NVDでは、いずれもCVSS値を「7.5」とし、重要度を「高(High)」とレーティングしている。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同5.0.8」「同4.2.15」をリリース。パッチについても提供している。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-41989
CVE-2024-41990
CVE-2024-41991
CVE-2024-42005

(Security NEXT - 2024/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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