Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、現地時間7月23日に悪用が確認された2件の脆弱性について注意喚起を行った。

「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ2件の脆弱性「CVE-2024-39891」「CVE-2012-4792」をあらたに登録したもの。

広く悪用されるおそれがあり、米行政機関では、同リストへ登録された脆弱性へ指定された期間内に対処する必要がある。

「CVE-2024-39891」は、スマートデバイス向け多要素認証アプリ「Twilio Authy」に判明した情報漏洩の脆弱性。APIによって電話番号の登録状況を把握できる。6月に悪用が確認された。

取得された電話番号が、「ショートメッセージサービス(SMS)」などを利用したソーシャルエンジニアリング攻撃などに悪用されるおそれがある。

「Internet Explorer」において解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2012-4792」を追加した。2013年の時点でゼロデイ攻撃が確認されており、マイクロソフトでは同年1月に定例外アップデートをリリースしている。

(Security NEXT - 2024/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国民健保の被保険者情報含むUSBメモリを紛失 - 草津市
端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
DV被害者情報を保育施設で加害者に誤提供 - 奈良市
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
佐川急便の会員サービスで不正ログイン - アクセスを一時制限