ブラウザ「Chrome」にアップデート - セキュ関連で10件の修正
Googleは現地時間7月16日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を解消している。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 126.0.6478.183」「同126.0.6478.182」、Linux向けに「同126.0.6478.182」をリリースしたもの。セキュリティに関する10件の修正を実施した。
CVEベースで8件の脆弱性へ対処したことを明らかにしている。5月中旬から7月初旬にかけて報告された脆弱性で、いずれも重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。
具体的には、スクリプトエンジン「V8」における実装不備の脆弱性「CVE-2024-6772」や、型の取り違え「CVE-2024-6773」、域外メモリへアクセスする「CVE-2024-6779」を解消した。
また解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性を複数修正したほか、競合状態が発生する脆弱性などに対処している。
同社では今後数日から数週間をかけてこれらアップデートを展開していく予定。今回修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-6772
CVE-2024-6773
CVE-2024-6774
CVE-2024-6775
CVE-2024-6776
CVE-2024-6777
CVE-2024-6778
CVE-2024-6779
(Security NEXT - 2024/07/17 )
ツイート
PR
関連記事
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保