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音声ビデオ通話システム「Avaya IP Office」に深刻な脆弱性

音声通話やビデオ会議などのコミュニケーション機能を提供する「Avaya IP Office」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

Avayaが現地時間6月11日にセキュリティアドバイザリを公開し、2件の脆弱性について明らかにしたもの。

「CVE-2024-4196」は入力検証不備の脆弱性。細工されたリクエストによってリモートよりコードを実行されるおそれがある。

また一部コンポーネントにおいて無制限にファイルをアップロードできる脆弱性「CVE-2024-4197」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-4196」が最高値である「10.0」、「CVE-2024-4197」が「9.9」と評価されている。重要度はいずれも4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とした。

同社では、これら脆弱性を修正した「同11.1.3.1」を提供しており、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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