Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Junos OS」にリモートよりDoS攻撃が可能となる脆弱性

Juniper Networksの「Junos OS」の脆弱性が明らかとなった。同社ファイアウォール製品「SRXシリーズ」に影響があり、アップデートが提供されている。

現地時間7月1日に定例外でセキュリティアドバイザリを公開し、サービス拒否の脆弱性「CVE-2024-21586」について明らかにしたもの。

「Junos OS」の「パケット転送エンジン(PFE)」において異常や例外時が生じた際の処理に不備があり、クラッシュして再起動するもので、ネットワーク経由でDoS攻撃が可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」、「CVSSv4.0」では「8.7」と評価されている。重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」。

アドバイザリの公開時点で脆弱性に対する悪意を持った攻撃は確認されていないが、実働環境で脆弱性の影響を受けたケースが複数報告されている。

(Security NEXT - 2024/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み