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JetBrains製IDE向け「GitHubプラグイン」に脆弱性 - トークン漏洩のおそれ

JetBrainsが提供する「IntelliJ」ベースの統合開発環境(IDE)で利用される「JetBrains GitHubプラグイン」に深刻な脆弱性が明らかとなった。脆弱性を悪用されると「アクセストークン」が漏洩するおそれがあるとし、利用者に注意を呼びかけている。

2023.1以降の「IntelliJ」ベースの「IDE」において、同プラグインを利用した際に影響を受ける脆弱性「CVE-2024-37051」が明らかとなったもの。

同環境においてGitHubプロジェクトに対するプルリクエストに悪意あるコンテンツが含まれていた場合、アクセストークンが第三者のホストへ漏洩するおそれがあるという。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.3」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社では「IntelliJ」ベースの「IDE」や「JetBrains GitHubプラグイン」に対してアップデートを提供。問題あるプラグインを「JetBrains Marketplace」から削除した。

(Security NEXT - 2024/06/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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