Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にアップデート、セキュリティ関連11件の修正

Googleは現地時間5月30日、ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正している。

WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 125.0.6422.142」「同125.0.6422.141」、Linux向けに「同125.0.6422.141」をリリースしたもの。セキュリティに関する11件の修正を含み、CVEベースで7件の脆弱性に対処している。

重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、いずれも2番目に高い「高(High)」とした。アドバイザリにおいて悪用に関する言及はなかった。

具体的には、「WebRTC」に関するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2024-5493」を解消したほか、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性4件、域外メモリへのアクセス2件などを修正している。

同社では今後数日から数週間をかけてこれらバージョンを展開していく予定。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-5493
CVE-2024-5494
CVE-2024-5495
CVE-2024-5496
CVE-2024-5497
CVE-2024-5498
CVE-2024-5499

(Security NEXT - 2024/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保