Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ゼロデイ脆弱性を修正した「Microsoft Edge」のアップデートが公開

マイクロソフトは現地時間5月10日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。「Chromium」に判明したゼロデイ脆弱性に対処している。

「Microsoft Edge 124.0.2478.97」をリリースしたもの。「Chromium 124.0.6367.156」「同124.0.6367.155」をベースとしており、「CVE-2024-4558」「CVE-2024-4559」を解消した。

くわえてその後急遽リリースされた「Chromium 124.0.6367.202」「同124.0.6367.201」で対処された「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4671」の修正も今回のアップデートに反映している。

重要度は3件ともに「高(High)」。「CVE-2024-4671」については、現地時間5月9日の段階ですでに悪用が確認されていることがGoogleより報告されていた。

また「Microsoft Edge」独自の対応として、なりすましが可能となる脆弱性「CVE-2024-30055」を解消。細工されたURLをクリックすると、URLに対して一部情報が送信されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のスコアは「5.4」、重要度はもっとも低い「注意(Low)」とした。

(Security NEXT - 2024/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省