「Apache HTTPD」に複数の脆弱性 - アップデートを推奨
「Apache HTTP Server」の開発チームは、アップデートを公開し、複数の脆弱性を解消した。アップデートを呼びかけている。
2023年6月から2024年2月にかけて報告された3件の脆弱性に対処したもの。いずれも「同2.4.58」および以前のバージョンに影響があり、重要度は中程度以下としている。
入力検証の不備により、HTTPレスポンスの分割を許す「CVE-2023-38709」や、受信した「HTTP/2」ヘッダの処理においてメモリが枯渇し、サービス拒否が生じる「CVE-2024-27316」が明らかとなった。
いずれも4段階の重要度を、上から3番目にあたる「中(Moderate)」とレーティングしている。
さらに「HTTPレスポンス」を複数のモジュールに分割する「CVE-2024-24795」が判明。重要度はもっとも低い「低(Low)」とした。
開発チームでは、現地時間4月4日にセキュリティアップデートとなる「同2.4.59」を公開し、これら脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/04/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ