Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットワーク監視ツール「Flowmon」に深刻な脆弱性

Progress Software(旧Kemp Technologies)のネットワーク監視ツール「Flowmon」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同製品にOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-2389」が明らかとなった。細工したAPIコマンドにより、同製品のウェブインタフェースを通じて認証なしに任意のコマンドを実行することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは最高値となる「10.0」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社がセキュリティアドバイザリを公開した現地時間4月2日の時点で、同脆弱性の悪用に関する報告は受けていないという。

同社では脆弱性を修正した「Flowmon 12.3.5」「同11.1.14」を提供しており、アップデートするよう利用者に呼びかけた。なお、「同10.x」以前のバージョンについては同脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2024/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介