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霊園使用者の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 岩見沢市

北海道岩見沢市は、霊園使用者に関する個人情報が保存されたUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。

同市によれば、緑が丘霊園管理事務所における利用者への区画案内業務のため、霊園使用者名簿などのデータをUSBメモリへ保存し、指定管理者に提供しているが、あらたなデータを提供するため、3月11日に指定管理者にUSBメモリの提出を求めたところ、見当たらないことが判明した。

USBメモリの内部には、緑が丘霊園のほか市内墓地13カ所の使用者名簿と霊園図面が保存されていた。氏名や墓地名、区画、区画番号、許可番号、許可年月日、返還年月日など1万3866件の個人情報が含まれる。

同市環境保全課や指定管理者の事務所、緑が丘霊園の管理事務所を探索したが発見できなかった。同市庁舎内や指定管理事務所以外の場所では使用しておらず、内部で紛失したものと見ている。

問題のUSBメモリにはパスワードを設定しており、個人情報が不正に利用されたといった報告はないという。

受け渡し時の記録をのこしていなかったことを受け、同市では、「個人情報提供申請書」や「個人情報預かり証」により記録をのこすなど、再発防止に取り組む。

(Security NEXT - 2024/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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