Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消

Mozilla Foundationは、現地時間3月22日にブラウザのセキュリティアップデート「Firefox 124.0.1」を公開した。

同月19日にリリースした「Firefox 124」からわずか3日での緊急アップデートとなった。いずれも同じ研究者よりZero Day Initiativeを通じて報告を受けたという。

CVEベースで2件の脆弱性を修正しており、セキュリティアップデート全体の影響を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「CVE-2024-29943」は、JavaScriptオブジェクトにおける域外メモリへのアクセスが可能となる脆弱性。重要度を「クリティカル」と評価した。

また「CVE-2024-29944」についても同じく重要度を「クリティカル」としている。特権オブジェクトにイベントハンドラを挿入し、親プロセスで任意のJavaScriptの実行を許可することが可能だという。モバイル版は同脆弱性の影響を受けない。

あわせて「CVE-2024-29944」を修正した延長サポート版「Firefox ESR 115.9.1」を提供している。

記事修正のお知らせ:当初の内容にくわえ、あわせて公開された延長サポート版の記載について追加しました

(Security NEXT - 2024/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Apple製品の脆弱性に攻撃 - 2〜3月に修正済みも情報公開は6月
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス
サイト改ざんで異なるページを表示 - アルパインツアーサービス
高校で生徒の成績情報などをTeamsに誤アップロード - 千葉県
ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サイバー攻撃でサーバ暗号化、詳細を調査 - 日本ロックサービス
インフラアクセス制御基盤「Teleport」に認証回避の脆弱性
XML処理ライブラリ「libxml2」に複数の脆弱性
地域特化型の旅行予約システムで顧客情報を誤表示
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市