ビデオ会議サービス「Zoom Rooms」に複数の脆弱性
オンラインビデオ会議サービスを展開するZoomは、現地時間3月12日に「Zoom Rooms」における2件の脆弱性について明らかにした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてセキュリティアドバイザリ2件を公開したもの。
いずれも「Zoom Rooms」のWindows向けクライアントのインストーラに明らかとなった脆弱性としている。
「CVE-2024-24693」は、アクセス制御不備の脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」、重要度を「高(High)」とレーティングしている。
「CVE-2024-24692」は競合状態が生じる脆弱性。CVSS基本値を「5.3」、重要度を「中(Medium)」とした。いずれも認証されたユーザーによってサービス拒否を引き起こすことが可能だという。
いずれの脆弱性も「同5.17.5」より以前のバージョンに影響があるとしており、利用者に対して最新版へアップデートするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/03/14 )
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