Google、ブラウザ最新版「Chrome 122」を公開 - 複数脆弱性を解消
Googleは、ブラウザの最新版となる「Chrome 122」をリリースした。機能の強化を行ったほか、脆弱性を含むセキュリティに関する修正などを行っている。
現地時間2月20日にWindows向けに「Chrome 122.0.6261.58」「同122.0.6261.57」、macOSおよびLinux向けに「同122.0.6261.57」をリリースしたもの。
セキュリティに関する12件の修正を行っており、CVEベースで8件の脆弱性を解消したことを明らかにした。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は2件。レンダリングエンジン「Blink」において域外メモリへアクセスする「CVE-2024-1669」や、プロセス間通信(IPC)を行う「Mojo」に明らかとなった解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-1670」に対処した。
このほか、「中(Medium)」とされる5件、「低(Low)」とされる1件の脆弱性に対応している。
同社では、今後数日から数週間をかけて同バージョンを展開していく予定。今回のアップデートで修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-1669
CVE-2024-1670
CVE-2024-1671
CVE-2024-1672
CVE-2024-1673
CVE-2024-1674
CVE-2024-1675
CVE-2024-1676
(Security NEXT - 2024/02/22 )
ツイート
PR
関連記事
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
都立高で生徒情報含むファイルを紛失 - 生徒間に画像が拡散し判明
電子版会員の個人情報がウェブから閲覧可能に - 熊本日日新聞
がん検診受診予定者の個人情報をメール誤送信 - 浦河町
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加