Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

容疑者PCに日大アカウント91件 - 入手の経緯は不明

日本大学は、警察に逮捕された容疑者が所有するパソコンより、同大の複数メールアカウントが見つかったことを明らかにした。

同大によれば、電子決済サービスへ不正に接続したなどの疑いで逮捕された容疑者が所有するパソコンに、同大が発行したメールアドレス91件や、紐づくパスワードと見られる文字列などのデータが保存されていたもの。

2023年11月22日に文部科学省から連絡を受け、同大では問題を把握した。本誌取材に対し、逮捕された容疑者は同大の関係者ではないと説明している。

警察による捜査が進められているが、1月26日の段階で情報が流出した時期や経緯、悪用の状況といった詳細について同大では把握できていないという。

問題の判明を受け、同大は対象となるメールアドレスの所有者と連絡を取り、パスワードの変更を促した。情報が古く一部連絡が取れないケースもあり、ウェブサイトでアナウンスを行っている。

(Security NEXT - 2024/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

記者会見参加応募者の個人情報をメールで誤送信 - 太秦映画村
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
MS、3月の月例更新で「Exchange Server」に生じた不具合に対応
「東京ガス」装うフィッシング - 「対応しないと供給停止」と不安煽る
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
重度心身障害者の助成金請求書類を紛失、支給に影響なし - さいたま市
光学メーカーのHOYA、生産供給体制が概ね復旧 - 情報流出の影響を調査
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性