Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WooCommerce」のレビュー機能強化プラグインに脆弱性

「WordPress」向けに提供されているプラグイン「Customer Reviews for WooCommerce」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

同ソフトは、「WordPress」向けeコマースプラットフォーム「WooCommerce」においてカスタマーレビュー機能を強化するプラグイン。レビューフォームや顧客に対してレビューをメールなどで促す機能などを備えている。6万以上のサイトで稼働しているという。

「同5.38.9」および以前のバージョンにおいて、投稿者(author)以上の権限を持つ場合に任意のファイルをアップロードできる脆弱性「CVE-2023-6979」が明らかとなったもの。リモートでコードを実行されるおそれがある。

CVE番号を採番したDefiantのWordfenceは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

脆弱性の判明を受けて開発者は、ファイルタイプのチェックを強化し、脆弱性に対処した「同5.38.10」をリリースした。

(Security NEXT - 2024/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み
Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを