Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WordPress向けMAプラグインに複数の脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「AutomateWoo」に複数の脆弱性が明らかとなった。

同プラグインは、eコマースプラグイン「WooCommerce」の利用者向けに提供されているマーケティングオートメーションを実現する追加プラグイン。バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、あらたに3件の脆弱性が明らかとなったもの。いずれも悪用の報告はないという。

「同4.9.40」および以前のバージョンにおいて、安全ではないファイルタイプをアップロードできる「CVE-2023-33318」が判明。また「同4.9.50」では「CVE-2023-33330」、「同5.7.1」においても「CVE-2023-32743」など「SQLインジェクション」の脆弱性が明らかとなっている。

CVE番号を採番したPatchstackは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2023-33318」のベーススコアを「9.9」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「CVE-2023-33330」についてはCVSS基本値を「8.5」、「CVE-2023-32743」では「7.6」と評価。ともに重要度を「高(High)」とした。

(Security NEXT - 2023/12/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介
一部Window端末が正常に起動できず - CrowdStrikeが不具合認める
システムの仕様を知らずメール誤送信が発生 - 東京都福祉保健財団