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QNAP、「QTS」や「QVR」などの脆弱性に対処

QNAP Systemsは、現地時間12月9日に4件のセキュリティアドバイザリを公開し、6月以降のアップデートを通じて複数の脆弱性に対応したことを明らかにした。

同社NAS製品のOSである「QTS」「QuTS hero」やビデオ監視システム「QVR」に判明した脆弱性に対し、過去にリリースしたアップデートにて修正済みであることを明らかにしたもの。

4件のアドバイザリのうち、「QNAP VioStor NVR」で稼働する「QVR」に明らかとなったOSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-47565」に関しては、4段階の重要度において上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。2014年6月にリリースしたファームウェアで修正済みだという。

他アドバイザリについては、いずれも重要度を「中(Medium)」とした。認証された管理者によってリモートよりコードを実行される「CVE-2023-32968」「CVE-2023-32975」や、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2023-23372」を解消している。

また「Samba」に起因する「CVE-2023-3961」「CVE-2023-4091」「CVE-2023-4154」「CVE-2023-42669」「CVE-2023-42670」の修正を実施した。

記事加筆のお知らせ:「CVE-2023-47565」が修正されたバージョンなどについて加筆しました

(Security NEXT - 2023/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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