Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、ブラウザ最新版「Chrome 120」を公開 - 脆弱性を解消

Googleは、同社ブラウザの最新版となる「Chrome 120」を現地時間12月5日にリリースした。複数の脆弱性を修正している。

Windows向けに「同120.0.6099.63」「同120.0.6099.62」、macOSおよびLinux向けに「同120.0.6099.62」をリリースしたもの。

アップデートでは機能の改善やバグの解消などを行った。セキュリティに関しては10件の修正を実施しており、CVEベースで5件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。

重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなかった。2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2023-6508」「CVE-2023-6509」の2件。いずれも解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性だという。

さらに1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性「CVE-2023-6510」のほか、「低(Low)」とされる2件に対応した。なお、セキュリティ関連の修正は含まれていないが、同社では翌6日に「同120.0.6099.71」をリリースしている。

「同120.0.6099.63」「同120.0.6099.62」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-6508
CVE-2023-6509
CVE-2023-6510
CVE-2023-6511
CVE-2023-6512

(Security NEXT - 2023/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
Instagramアカ乗っ取り、フォロワーにDM - ブライダル会社
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性