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支援関連の契約書や重説を紛失、誤廃棄か - 広島市こども療育センター

広島市は、広島市こども療育センターにおいて、利用者の個人情報含む書類を紛失したことを明らかにした。

同市によれば、広島市こども療育センターにおいて利用者115人分の指定障害児相談支援および指定計画相談支援に関する契約書や重要事項説明書が所在不明になっていることが判明したもの。児童や保護者の氏名、住所、続柄が記載されている。

11月10日に同市の健康福祉局障害自立支援課が行った同センター医療部地域支援室に対する実地指導で、一部利用者の契約書などが見当たらないことが判明した。

同センター内の執務室や書庫を確認したが発見できず、調査を行ったところ、同センターの建て替え工事にともない実施した2022年2月の引っ越し時に、ほかの廃棄文書と一緒に誤って処分した可能性が高いことがわかった。

同市では、対象となる利用者に謝罪。現在も利用している65人については、書類の再作成について協力を依頼した。今後は、契約書など個人情報を含む書類の保管時には、ファイルの背表紙に注意事項を明記するなど適切な管理に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2023/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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