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「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - ホットフィクスがリリース

「Citrix Hypervisor」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性へ対処するホットフィクスが提供されている。

Cloud Software Group傘下のCitrixでは現地時間11月15日にセキュリティアドバイザリを公開し、「Citrix Hypervisor 8.2 CU1 LTSR」に判明した2件の脆弱性「CVE-2023-23583」「CVE-2023-46835」について明らかにしたもの。

AMDベースのホストにおいて、ゲストマシンよりPCIデバイスへのパススルーを使用している場合、悪意あるコードをホストで実行可能となる脆弱性「CVE-2023-46835」が判明した。

また「Citrix Hypervisor」そのものの脆弱性ではないが、「Ice Lake」以降のIntel製CPUに存在する脆弱性「CVE-2023-23583」の影響を受けるという。ゲストVMよりVMやホストを侵害されるおそれがある。

同社では、脆弱性に対処したホットフィクスを用意した。「CVE-2023-23583」については影響を軽減するマイクロコードを実装している。

(Security NEXT - 2023/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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