Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」に任意のコードを実行される脆弱性 - 危険度「低」

eコマースプラットフォーム「EC-CUBE」に任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性が明らかとなった。

同4系、同3系においてテンプレートエンジン「Twig」の設定不備に起因する脆弱性「CVE-2023-46845」が明らかとなったもの。悪用には「EC-CUBE」の管理者権限が必要となるが、サーバ上で任意のコードを実行されるおそれがあるという。

開発元のイーシーキューブは、同脆弱性の危険度を「低」とレーティング。JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」においてベーススコアを「7.2」と評価している。

同脆弱性は、エヌ・エフ・ラボラトリーズの三浦剛氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、公開にあたり同センターが調整を行った。

イーシーキューブでは脆弱性を修正した「同4.2.3」をリリース。また修正用の差分ファイルへ差し替えるか、修正部分のソースコードを反映するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
「Adobe Commerce/Magento」や「WSUS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
イベント案内メールで誤送信、参加者のメアド流出 - 氷見市