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「EC-CUBE」に任意のコードを実行される脆弱性 - 危険度「低」

eコマースプラットフォーム「EC-CUBE」に任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性が明らかとなった。

同4系、同3系においてテンプレートエンジン「Twig」の設定不備に起因する脆弱性「CVE-2023-46845」が明らかとなったもの。悪用には「EC-CUBE」の管理者権限が必要となるが、サーバ上で任意のコードを実行されるおそれがあるという。

開発元のイーシーキューブは、同脆弱性の危険度を「低」とレーティング。JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」においてベーススコアを「7.2」と評価している。

同脆弱性は、エヌ・エフ・ラボラトリーズの三浦剛氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、公開にあたり同センターが調整を行った。

イーシーキューブでは脆弱性を修正した「同4.2.3」をリリース。また修正用の差分ファイルへ差し替えるか、修正部分のソースコードを反映するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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