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「Cisco IOS XE」の脆弱性、アップデートを追加

Cisco Systemsは、「Cisco IOS XE」にゼロデイ脆弱性が明らかとなった問題で、「同17.6」向けのアップデートをリリースした。

「Cisco IOS XE」のウェブユーザーインタフェースに「CVE-2023-20198」「CVE-2023-20273」が判明。同社ではアップデートの提供を順次開始しているが、現地時間10月22日に公開した「同17.9.4a」に続き、「同17.6.6a」の提供を現地時間10月27日に開始したもの。

「同17.6.5」向けに「ソフトウェアメインテナンスアップグレード(SMU)」もあわせて提供している。「同17.3.8a」「同16.12.10a」の提供時期については未定となっており、同社ではリリースに向けて準備を進めている。

これら脆弱性に関しては、少なくとも9月中旬ごろより悪用されていることが判明しており、数万台規模で被害が発生しているとの報告もある。アップデートの実施だけでなく、ウェブユーザーインタフェースをインターネットなど信頼できないユーザーよりアクセスできる環境においていた場合は、侵害を受けていないか確認することが必要となる。

またバージョン16以前の「IOS XE」については脆弱性の影響を受けないことを確認。「IOS」「NX-OS」「Adaptive Security Appliance(ASA)」「Firepower Threat Defense(FTD)」なども脆弱性がないことを確認したとしている。

(Security NEXT - 2023/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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