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米当局、脆弱性の悪用について警戒呼びかけ - 1週間で13件

Samsungのモバイル端末では、2022年に明らかとなった解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-22265」の悪用が確認されている。

またウェブ開発フレームワーク「Laravel」などで利用されている「Ignition」でファイルのアップロードが可能となる脆弱性「CVE-2021-3129」についても、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録した。

Zyxel製ルータ「EMG2926」に明らかとなったコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2017-6884」、Realtekの「SDK」に判明した入力検証不備の脆弱性「CVE-2014-8361」など判明から6年以上経過している脆弱性も追加されている。

また9月19日には、マルチクラウドのオブジェクトストレージを扱うためのフレームワーク「MinIO」に明らかとなった「CVE-2023-28434」を追加。同脆弱性の悪用には、認証情報が必要となるが、セキュリティ機能をバイパスされるおそれがある。

「MinIO」に関しては、「CVE-2023-28432」が悪用されているとして4月に同カタログに追加されていた。「CVE-2023-28434」「CVE-2023-28434」のいずれも「RELEASE.2023-03-20T20-16-18Z」にて修正されている。

(Security NEXT - 2023/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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