Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge 116.0.1938.62」がリリース - 独自の脆弱性修正も

マイクロソフトは、同社ブラウザの最新版となる「Microsoft Edge 116.0.1938.62」を現地時間8月25日にリリースした。複数の脆弱性を修正している。

今回のアップデートは、先に公開された「Chromium 116.0.5845.111」「同116.0.5845.110」をベースとするアップデート。これらバージョンで修正された5件の脆弱性とあわせて独自に1件の脆弱性を修正している。

具体的には、権限昇格の脆弱性「CVE-2023-36741」に対応した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.3」、重要度は「重要(Important)」と評価されている。悪用は確認されていない。

マイクロソフトは、8月7日、21日にも「Microsoft Edge」のアップデートをリリースしており、「CVE-2023-38157」「CVE-2023-38158」「CVE-2023-36787」など独自の修正を行っていた。

これら3件の重要度については、上から3番目にあたる「警告(Moderate)」や「注意(Low)」にとどまっている。

現地時間8月25日のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-4431
CVE-2023-4430
CVE-2023-4429
CVE-2023-4428
CVE-2023-4427
CVE-2023-36741

(Security NEXT - 2023/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起
国勢調査の回答状況確認表が所在不明 - 石垣市
エキストラ募集メールに誤リンク - 修正漏れで別人宛に
岐阜県の結婚支援サイトが改ざん - 個人情報流出は否定